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20代保育士の給料低いのは嘘?実際の年収とそう言われる理由は?

「保育士の給料は低い!」という話は聞いたことがありますか?

かく言う僕も保育士の年収が低いという話は聞いたことがありまして、知り合いの保育士によると園によって給料が全然違うということも聞きました。

この話はよく聞くよね!

聞いた当初は「そういうもんかな」と思っていましたが、気になって調べてみました。

すると世間が言ってるほどひどいものなのかどうかが分かりましたので紹介していきます。

目次

20代保育士の給料は低い?

保育士の給料低いと言われていますが、本当にそうでしょうか?

みんな言ってるからそう感じているだけかも?

何と比べて低いと感じているのかについても深堀していきたいと思います。

保育士と一般事務の年収の差は?

保育士の年代別の平均月収・平均年収は下記の通りです。

年代月収年収
20代約20万〜23万円約280万〜320万円
30代約23万〜25万円約330万〜360万円
40代約25万〜27万円約360万〜390万円
50代約26万〜28万円約370万〜400万円
賃金構造基本統計調査|厚生労働省

続いて、一般事務職の年代別の平均年収は下記の通りです。

年代年収
20代約300万〜330万円
30代約350万〜400万円
40代約400万〜450万円
50代約450万〜500万円

比較すると、20代~30代前半では大きな差はありませんが、30代後半以降は事務職の方が年収が高くなる傾向があります。

昇給制度の違いはありますが、保育士は昇給が緩やかで事務職は役職が付くと給料が伸びやすいです。

若い時はそこまで差がないんだね!

とはいえ10万~20万の差はあるけどね。

保育士の給料が低めと言われる理由

実際に大きな差がない保育士の給料ですが、なぜここまで低いと言われているかについて個人的な見解を紹介します。

①責任や労働量に報酬が見合ってない

保育士は、僕たち働く親の代わりに子供の面倒を見てくれています。

また、園児の年齢によって差はありますが、多くの園児に対し先生が2人しかつかないこともあるのです。

あの人数をたった2人で見なきゃいけないなんて・・・。

普段から子供を見ている親ならわかると思いますが、保育園児は言うことを聞きません。

年長クラスになれば多少はマシになるかもしれませんが、それでもまだ5歳~6歳です。

少し目を離しただけで予想もつかないことをやってきます。

守らなければすぐに散ってしまう命を毎日毎日見なければいけないのは、責任面で非常に負担がかかります。

その点で見たら責任や労働量に対して報酬が見合っていないと感じる人がいるのも納得です。

命は安くないのにそれを守る人の給料は安いのは何とも言えないよね。

全国平均の年収に比べたら100万円以上も低いことになるんだね・・・。

②「見えない労働」が多い

保育士はの業務内容には土曜勤務や残業に加え、持ち帰り業務もあります。

持ち帰り業務とは・・・園の行事で使用する道具をなるべく低コストで済ますために、自宅で製作することです。

他にも、

  • 保育日誌、連絡帳の記入
  • 行事の準備(壁面制作や衣装づくりなど)
  • 職員会議や研修

などもあり、これらは子どもが帰った後や休憩時間に行うことが多く、「実働より多く働いている」状態です。

時間外手当が出ないケースもあり、実質的な時給がかなり低くなるという声もあるよ。

中には『仕事なんだから当たり前。持ち帰り業務はある』という人もいますが、賃金がその業務に見合っているのではないでしょうか?

平均年収に比べて低いのでしたら、その企業はブラックなので転職をオススメします。

労働基準法違反をする企業で働くのは割に合わないよ。

欧米では働いている人が会社に対して意見をするのが一般的みたいだね。

③保護者対応や人間関係によるストレス

保育士の仕事は子供だけではなく、保護者との関係構築も重要な役割となっています。

クレームや要望への対応、子育て相談や発達のフォローなども行わなければなりません。

子育てをしている親はとても神経質になりやすいので、極端なクレームになっている事実もあります。

中には常識の通じない、いわゆるモンスターペアレントの相手もしなければならないので大変ですよね。

まだ子育てをしたことがない若い保育士からしたら難しい問題だよね。

また、保育士は女性が多いため職場内の人間関係が濃密となり、ベテランと新人のギャップや女性同士の衝突も多くあります。

その精神的な負担が大きいわりに、見合う報酬が貰えてないのが低いと感じる所以だと思います。

女性だけの職場はすごくドロドロしちゃうからね・・・。

④公的補助に頼る構造ゆえの限界

保育園の運営費は、国や自治体の補助金に頼っている部分が大きいです。

民間の保育園は『収益を上げて給料を増やす』ことが難しく、国の制度変更や予算によっても左右されてしまいます。

つまり、給与のベースアップは経営努力だけではどうにもならない部分が多いため、構造的に「給与が上がりづらい職種」になっているのです。

子育て世帯が働くためには保育園が必要なのにね。

国はこのまま保育士が減り続けたらどうなるかわからないのかな・・・。

保育士がいなくなったら保育園に預けられなくなり、結果労働者の人数が減ってしまうので経済が停滞するという悪循環になりますよね。

少子化対策だけではなく、子供が産まれた後のことを考えて保育士が働きやすいような制度・給与にして欲しいものです。

⑤キャリアを積んでも給料が上がりにくい

一般企業では、経験を積めば管理職になり給与が上がることが多いです。

しかし、保育士の場合は昇進できるポスト(主任・園長)が限られていることに加えて、昇進しても業務量が増えるだけで大幅な昇給にならないことも多いと言います。

頑張ったら頑張った分だけ業務量が増えるのは嫌だ!

なので、長く勤めても収入面での希望が持ちにくく、将来を見通せないと感じて離職に繋がるケースもあります。

せめて給料が高ければね・・・。

保育士の仕事に不安を感じたら

僕が調査した結果、保育士の給料が低く感じられるのは嘘ではなく概ね本当のようです。

保育士の仕事が好き、でもこのままで良いのでしょうか?

子供たちの笑顔を見て日々やりがいを感じていても、ふとした瞬間にこう思う事はありませんか?

  • 「この働き方を、いつまで続けられるんだろう」
  • 「もっとちゃんと評価される職場があってもいいのに」

そう思うあなたはなにも間違っていません。

保育の仕事は尊い、だけど現実には給料や労働時間、人間関係に悩む人が本当に多いのです。

我慢するだけが『続ける』じゃない

転職というと「逃げた」と思われがちですが、本当に大切なのは『自分に合った働き方』を見つけることです。

例え今の職場を辞めなくても、他の選択肢があることを知るだけで気持ちが楽になります。

無理なくしっかりと自分と向き合うなら自分ひとりで悩むより、保育業界に詳しい転職エージェントに相談してみませんか?

今すぐ転職するつもりはないけど…」という人でも大丈夫です。

希望条件やキャリアの棚卸しを一緒にしてくれるので、安心して未来の選択肢を考えられます。

少しでも選択肢があった方が気持ちが楽になるよ!

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新卒で退職代行を使ったらどうなるかや、保育士から一般事務に転職する方法もまとめているので、あわせてご覧くださいね。

まとめ

保育士の給料が低いと言われる理由をご紹介しました。

  1. 命を預かる責任に対して報酬が見合っていない
  2. サービス残業や休日業務が多い
  3. 精神的負担が大きい
  4. 給与体系が公的資金に依存している
  5. 昇給やキャリアアップの限界

という、構造的な問題と労働環境の複合的な要因にあります。

構造的に経営努力でどうにもならないので、早急に国に対策して欲しいと感じますね。

この先保育園はもっと重要になるよね!

どうしても「このまま保育士を続けたい!」という意志がある人はブログ副業をオススメします。

時間はかかりますが、確実に結果が付いてくるので、一度チャレンジしてみてくださいね。

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